衣笠税理士法人 | 資産運用、税金、経営、資金繰り、節税、財産、相続税、売上増のことなら衣笠税理士法人
HOME |  サービス内容 | お知らせ | 事務所概要 | リンク | お問合せ
社長のコラム 7/10 信用格付とその高め方
2009年07月10日 09:18

経営者のための実務必携  
7.金融機関との付き合い方(信用格付とその高め方) その4


(7)信用格付を上げる方法
 この「格付スコアリング・シート」は大企業対象に都市銀行が作成したものをベースにしていると昨日述べましたが、そのためこのシートでは決算書から得られる定量要因が大半を占め、企業や経営者の特性をみる定性要因はほとんど鑑みられていません。しかし、地域金融機関と位置づけられている地銀・第二地銀・信用や信組などでは定性要因の比重をもっと高くとっているといわれています。
 信用格付を上げるには、定量要因である決算書の内容をよくするのが一番です(しかも、定量要因による格付は1年間変わりません)。
 この方法がベストですが、それ以外の方法でもう少し柔軟に対応できそうなものを次に挙げておきます。

①決算1ヶ月前頃
 決算書が作成され、銀行へ提出する前に、事前に定性要因項目における自社の強みなどを銀行へ説明しておきます。その際に、それを根拠づける資料やホームページのコピーなどを提出します。
 定量要因は決算書から自動的に算出されますが、この定性要因項目はこちらからアピールしないと伝わらないものだからです。

②決算説明時
 決算説明は当期・前期比較のB/S、P/L等を用いて行ないます。前期と比較することによって、当期の評価がしやすくなります。比較のB/S、P/Lを用いての当期の決算説明に約20~30分あて、その後は短期または中長期の経営計画書の提出とそれに基づく業績見通しに30分ほどあてて、決算説明をなさったらよいでしょう。(未来志向で臨む)

③適正な決算書をつくる
 銀行員は“中小企業の決算書は企業の実態を適正に表していない”と思っています。そこで銀行員の方で、彼らが適正と考える決算書へいわば作り替えることにより、実態を見ることとしているようです。例えば、彼らが嫌がる勘定科目が表示されていた場合は必ずそのような作業が行なわれるといってよいでしょう。
 ですから、そのような勘定科目を極力使わないか、使ったとしてもその説明が十分にできるよにしておくことです。
 
銀行員が嫌がる勘定科目・注意すべき勘定科目
%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A009070702.GIF

また、平成17年8月より「中小企業の会計に関する指針」が定められ、“計算書類の注記”の活用が定められました。この注記を活用することによって、企業の実態をより具体的に示すことができるので、ぜひこの活用を行なってください。

「格付スコアリング・シート」はこちらから。 



トップページに戻る
京都の衣笠税理士法人 | 〒603-8341 京都府京都市北区小松原北町45 TEL:075-463-3553